大宮盆栽美術館と周辺のお散歩のこと
先日、母と大宮盆栽美術館に行ってきました。前々から気になっていたのです。
盆栽は海外で大人気らしいですね。(NHKスペシャルか何かで見た曖昧な記憶)
大宮公園駅からてくてく歩き、美術館に入った後は土呂駅から帰る、というコースにしました。
大宮駅からすぐの駅なのでどの線のユーザーでも行きやすいかと思います。
大宮公園駅にはちょっとした観光案内所風の空間があって、パンフレットや地図が置いてあります。
駅から北へ少し歩くとすぐに、良い雰囲気の道が見えてきます…
ここにも地図と道案内が。まず道に迷うことはないと思います。
地図は大宮盆栽美術館よりhttp://www.bonsai-art-museum.jp/about/omiya/
大宮盆栽村には6つの盆栽園があって、それぞれのこだわりの盆栽を見ることができるとか。
街並みもとっても素敵で、歩いているとどこかしらの盆栽園にたどりつけます。
5月ってこんなに暑かったかしら…。帽子装備です。
藤樹園さんにちょっとだけお邪魔させていただきました。
入ってもいいものなのか…とのぞいていたら「勝手に見てっていいよー」と声をかけてくださいました。
水やり後の葉がキラキラ光って綺麗~
こんなに沢山の種類があるなんて知りませんでした。
私はケヤキの盆栽が気に入りました!小さな森みたいで可愛らしかったです。
(ちなみにケヤキは埼玉県の県木)
小学生のころに読んだ、佐藤さとるの「コロボックル物語」シリーズのコロボックル達の人形とか置いたら合うだろうな~と思いながら見ていました。(邪道・・・)
それくらい、一つの器の中に大きな森を感じるような迫力があります。
盆栽を思いっきり接写で撮ったら面白いかも…(また邪道な思考)
我ながら浅はかな感想だな・・・
さて、肝心の美術館です
おっ、良い雰囲気
「祝 世界盆栽大会 さいたま市で開催決定」とあります。おめでとう!ワーイ!
中は写真撮影ができなかったので写真はないのですが、とっても綺麗だしシンプルで見やすい展示でした。
盆栽の歴史から、盆栽の様式・種類などの解説があります。音声解説もありました。解説は英語でも書いてあるので観光客の方を意識してるんでしょうね。
この日も美術館に海外からの観光客らしき方がいました。
しかし他の言語で何かを説明するっていうのはなかなか難しいことだと感じました。「盆器」が「bowl」とかに訳されてた(と思う)のですが、それだと日本人が「盆器」の字面を見たとき感じることと違ってくるだろうなあ、と。だって「盆器」って日常に出てくる言葉じゃないし。ニュアンスの違いというか…。
文章力がなさすぎてどう言葉にしたらいいのかわからない…
外国人が盆栽を見てどんな感想を持つのかもぜひ知りたいですね。
そういえば…美術館の庭の警備員さんが盆栽の説明してくださって楽しかったです。お詳しいんですね、と言ったら「解説員の方の話を何回も横で聞いてたら覚えちゃったんですよ!」ですって(笑)
長崎さるく等について少々
私が長崎で暮らし始めて早4年目。
大学生最後の1年が始まり、長崎、そして九州の良さを改めて感じております。
さて、長崎には「さるく」という方言がございます。
これは「街をぶらぶら歩く」という意味で、長崎の観光にぴったりな言葉なのです。
長崎市はさるくだけでひとつ公式ホームページ作っちゃうくらい力入れてます。
私はというと、講義が午前中だけで終わった時や、土日で用事がない時、ふらっと路面電車に乗って適当に歩き回っています。
なーんの計画もなしに出掛けたって観光できちゃうのが長崎のすごいところ!
どこまで行っても120円の路面電車が学生の味方!(昔は100円だったらしい)
観光客の方は一日乗車券がおすすめですよ。
長崎電気軌道株式会社のHPトップが素敵だったので。
路面電車は戦時中も戦後も今も長崎を走っているのです…。
このあたりの歴史についても調べたことをまとめられたらと思います。
それはまた今度にするとして、先日、東京都美術館でやっている若冲展に行ってきたので、関連して「鶴亭」展のことを書きたいと思います。
長崎歴史文化博物館でひっそりと(笑)展示があったのです。
この配色…ローマ字…パーフェクトです。どストライクです。
(若冲展のポスターが赤ベースだから青にしたのかしら?)
平日の昼間に行って(学生の特権)、ほぼ館内貸し切り状態で見てきました。
当時の花鳥画文化の背景から鶴亭の生い立ちまで、丁寧かつ初心者にも分かりやすい解説がとっても親切でした。
はっと目を奪われる鮮やかさ、縦長の掛け軸での植物の配置、美術ド素人の私でも感動…見れてよかった…
ちなみにこの長崎歴史文化博物館は常設展もすばらしいので観光客にはぜひ訪れていただきたいところ!
鎖国時代に取引されていた香辛料の実物があったり、竜馬と写真が撮れたり(笑)。
体験型博物館、といったかんじです。
しかし、博物館をじっくり見たってまだ時間はあります。
この日はこの後てくてくと諏訪神社まで移動。
広角レンズだったらもっと迫力がでるのに…
この神社も長崎の歴史と文化たっぷりの面白スポットなのですが長くなりすぎてしまうのでまた今度…
また今度ばっかりで紹介しなかったらミヒャエルエンデの果てしない物語みたいになってしまいますね…でも実際旅行の話なんて果てしないのです
月見茶屋でおはぎ(これで一人前!)を食べて、もうひと歩き。
日本二十六聖人殉教地(西坂公園)です。
以下、長崎市HPより
豊臣秀吉によるキリシタン禁止令により、1597年2月5日京阪地方へ伝導していたフランシスコ会宣教師6人と日本人信徒20人が処刑された丘です。
キリストが十字架に架けられたゴルタゴの丘に似ていることから、信者達がこの地を処刑の場に願い出たのだといわれており、二十六聖人の殉教以降も多くの人々が“火あぶり”“水責め”“穴吊り”といったむごい手段でもってこの地で処刑されました。
昭和25年(1950)には、ローマ教皇・ピオ十二世がこの地をカトリック教徒の公式巡礼地と定めています。
こういった長崎のキリスト教文化は興味深いですね。禁止されつつもここまで残ってきたのは本当にすごいと思います。
教会群が世界遺産候補になったことで、観光客の問題が色々あがってきているようです。観光客が押し寄せたら信者が静かにお祈りできないとか、教会は開かれている場所であって入場料をとるのはおかしいとか…
外国の宗教関連の観光地はどのような対応をしているんだろう?
このあたりの話題は注目していきたいと思います。
参考
長崎さるく公式ホームページ http://www.saruku.info/
長崎市公式観光サイト あっ!と長崎 http://www.at-nagasaki.jp/beginner/7/
北海道増毛町のシードルを飲んでみました
大好きなシードルと北海道増毛町について。
シードルはリンゴのお酒です。フランスはブルターニュ・ノルマンディーのものが有名ですね。ガレットと合わせたら最高です…♥
最近はキリンやアサヒが出しているものが居酒屋にもよく置いてあります。
増毛町のシードルはまず、見た目からとっても素敵!
パンフレットの表紙はこんなかんじ。
開くと・・・
四種類のシードルの紹介が。
辛口のBrut、中口、甘口のDoux、洋ナシから作った増毛ポワール。
私は辛口が好きなのでBrutを頂きました。
1人でちょっと飲むのにほどよいサイズ感です。
一目見て素敵だな~と思ったのは増毛の綴り。
Cidre de mashique
増毛の「け」がフランス語で「け」の発音になるqueになってる!
下のMashike Fruit Wineryは英語だからMashikeなんだろうな。お洒落なこだわり!
味は辛口だけど、開けたとたんりんごの甘い香りがふわ~っと漂ってそれだけでちょっと幸せです(笑)
果実の爽やかな酸味と炭酸でとっても飲みやすい。アルコールは6.5%なのでビールと同じくらいでしょうか。
真夏に家に帰ってきたとき冷蔵庫にあったら最高です。
こちらが品種のリスト。
よ、四種類もブレンドされている…!ふじしか知らない(^_^;)
さて、増毛町ですが、どんなところなんでしょうか。
暑寒別(しょかんべつ)岳の裾野には120ヘクタールの果樹園が広がっています。まとまった広さでは日本最北の果樹園地域だそうです。
暑寒の山並みが風を遮ることと、扇状地の水はけの良さや寒暖の差が味の良い果実を作りだします。(小学校くらいのとき地理の授業で習った!)
果物の他にも、鮮魚や地酒が特産品です。日本最北の酒造もあります。
(増毛町HPより)
暑寒別岳は花の名山としても有名だとか。弟が登山部だから聞いてみようっと。
こうやって調べていくとどんどん行きたくなりますね。
北海道新幹線も開通して、埼玉県民からぐっと近くなった北海道。魅力をもっと知りたーい!と思いました。
新幹線も好きだから言うことなしです。山にも行くならやっぱり夏かな?
参考
増毛町 http://www.town.mashike.hokkaido.jp/menu/kanko/Mt.syokan/mtsyok.html
暑寒別天売焼尻国定公園リーフレット
増毛フルーツワイナリーリーフレット
増毛フルーツワイナリー ←お洒落なサイトなので是非見てみてください!(^^)!